カンブリア宮殿 金谷勉セメントプロデュースデザイン社長の回は、新規事業できる社内体制作りなど学びが多い

カンブリア宮殿で、工場の物づくりの新商品開発をするセメントプロデュースデザイン金谷社長の回をみました。

工場を訪れ、そこの強みを見つけ、商品デザインをし、パッケージから流通までフォローし、普段、単価十円のものを生産する下請け工場から、売値が何百倍のヒット商品を生み出し経営を立て直していく。
そして、その成功はまわりに伝搬し地域が活気付いていく。

下請け工場の生き残りをかけた自社商品開発をサポートする姿は、下町ロケットとか、陸王など池井戸ドラマ好きにはそそる内容でした。

ヒット作は鯖江耳かきニット柄 カップのトレースフェースカップなど見覚えある製品が多く、社会への影響力の大きさを感じました。

紹介されてた商品開発ステップは新規事業の成功法則か!?

番組で紹介されてた物づくりのノウハウは、下請け工場以外に、
自分の会社など新規事業の創出にも当てはめられるなと興味深く見れました。

番組で紹介されてた商品開発ステップが、整理されてて納得できるいいものだったので、社内で共有、説明できるように書き起こしてみました。

番組で紹介されてた金谷流 商品開発ステップ

  1. 自己分析(技術・競合など)
  2. 自分のいる場所・行きたい場所を確認
  3. 売り先の検証と差別化ポイント確認
  4. 自社の想いや事業コンセプトの確立
  5. 商品アイデアラッシュ(100本ノック)
  6. ターゲットと使用イメージ
  7. 商品企画コンセプト
  8. 市場動向&競合リサーチ
  9. フォルムデザイン
  10. ネーミング
  11. パッケージデザイン
  12. ビジュアルイメージ
  13. カタログやウェブの構築
  14. 営業・販路の設計強化活動
  15. 目指す方向への営業・広報活動

4番まででつまずく会社が多いみたいです。

全ステップがヒットを生む必要条件だと思うのですが、実際の現場でできない理由を考えてしまいました。

これらステップはトップダウンができる小さい会社は会社トップ次第でクリアできそうです。

現場担当が新規事業を立ち上げる時は、社内政治を把握してないと、土壇場で社長却下などをくらい実現化されないことがありそうだなと。。

自分は9番以降を手伝うことが多いんですが、無駄作業をしないように、制作側も前段階を抑えとくの大事だなと。

明るい未来を感じる共通ゴールを整理しとかないと、
精神的に病みそうになるんですよねー。毎回。

実際の現場でできない理由を考える

実際の現場でできてないところを、前向きな気持ちで書き出してみました。
成功体験が自分にははっきりとなくて確証はないので、参考程度で。

できない理由を把握して、前を向いてそれらを潰していかないとですね。
そして、成功までの道のりを楽しめないとですね。
それは強く思います。

1. 自己分析(技術・競合など)ができないケース

主に事業数が増え出した中規模会社が陥るところかなと。

・商品が複雑で把握が困難
・他事業展開が多く自社の強みがわからない

こんな時、会社概要パンフ作成、会社サイト作成、製品カタログ作りをきっかけに図表に整理することをしてみるといいのかなと。

これ、外部デザイナーに頼むときは社長が全面的に関わらないと、把握せずに見た目当たり障りないものができてしまうかもしれないので注意が必要ですかね。。

パワポでもいいので自社でまずは、図表にしてうまくまとめられる人がいるといいですよね。

2. 自分のいる場所・行きたい場所を確認ができない、4. 自社の想いや事業コンセプトの確立ができないケース

会社トップが現場に投げずに、しっかり作ってあげないとですよね。

会社トップでも文章にまとめることがきつい人、割といるので、できない時は、現場担当がヒアリングして文章にまとめてあげないとですね。。

3. 売り先の検証と差別化ポイント確認ができないケース

今売ってるものでなく、なりたいイメージに関連した商品で、
画像、売値、売り方、購入理由、自社で勝てるポイントを表にしていくのがいいんですかね。

会社でヒットを生み出すために自分ができることに落としこみたい

年間200日地方をまわり、毎年70社を超える中小の商品開発。

とあったんですが、会社数と紹介されたヒット商品数を比べると、その裏には失敗する会社、潰れた会社が少なからずありそうです。

成功もあれば失敗もあるのが世の常なので、しょうがないと思いますがその対策として、
・失敗しても死なないキャッシュフロー
・社内の新商品開発体制作り

ができるようになる必要があるなと。

下請けモード発動」ってパワーワードも番組ではありましたが、そういう思考停止状態にならないように、頑張らないとですね。

新規事業を作って成功させたい!
とは常々思ってるので、行動に変えてがんばりたいです。

参考リンク

カンブリア紹介の番組ページ

2020年3月5日 放送 セメントプロデュースデザイン 社長 金谷 勉 (かなや つとむ)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京

セメントプロデュースデザイン ホームページ

CEMENT PRODUCE DESIGN | 大阪・東京でデザイン及びプロデュースを行うクリエイティブ会社